ネパール人が免許を取るのはこんなに大変だ その4

 保証人探しは難航を極めた。

 私もすでに両親はいないし、弟ともこんな話はできません。

 周りの親しい人にお願いしても誰も了承してくれません。

 保証人なんて誰が好き好んでやるんのでしょう?

 何か利益となるものがあればやるのでしょうが、マイナスポイントしかありません。ましてや自分と直接関係ない人に。

 したがって日本人の保証人探しはできないのです。

 今、みつけたのは保証人を紹介してくれるビジネスもあるようで、10万円くらい払えばできるみたいですね。

 何だろうこの既得権益は?

 そのため私が派遣会社に入りました。

 そして、保証人として判を押し、さらにそれだけでは駄目で賃貸保証会社に数万円お金を払いどうにかできたのです。

 実は賃貸保証会社も1つ目は審査が通らず、2つ目でようやくクリアです。

 しかしハードルが低くなる代わりに少し高かったです。

 ちなみに個人の賃貸住宅はどうにかなりましたが、お店などの賃貸はそれでも審査が通りません。

 ここまでで免許を取るためだけのために東京に引っ越す。

 そして引っ越すためにかかった諸費用は30万円以上。

 たらい回しにされ約半年以上要しました。

 お金と時間の無駄です。

 何をやるにも壁が立ちはだかります。

 こんなのは日常茶飯事です。

 誰も助ける気が起きない(手伝うメリット何にもないと考える)のはわかります。

 今はどうなったかわかりませんが、当時の千葉県はダメでした。

 法律(条令?)、変えてください。

市原市君塚のアールシーのチーズナンとアラブ料理 AARUSHI  

 はじめは我が店を紹介します。

 2017年の8月にオープンしてどうにかして続けることができています。

 食べログの評価もとても良い評価をいただいているので、そのおかげで少しずつではありますがリピーターの方が増えています。

 オープン当初はとにかく人が来なかった。

 場所が悪いとこんなに人が来ないのかと改めて経営などのノウハウがなかったと思い知らされました。

 駅から徒歩30分。

 まあ車がない人は来ないですね。

 車があったとしてもなかなか気づかれない場所だったりして、そんなわけでとにかく人が来なかった。

 とはいえ、味や品質に関しては絶対的な状態で臨んでいたので、とにかく1度来てもらえれば・・・と思っていろいろと宣伝しました。

 出前館に入り、食べログの良い評価がポツポツ効果を表してそこから少しずつ売り上げが増えてきました。

 さて前置きが長くなりましたが、アールシーの自信の品を。

 間違いなく千葉県一であろうチーズナンのチーズの味と量。

 他の店の倍入れてます。

 ナンにチーズを入れるのが普通でしょうが、うちのはチーズをおにぎりのような塊にして、その周りにナンをくるむという手段に出ました。

 そうじゃないとチーズがはみ出してしまうからです。

 地元ではうちのチーズナンはヤバイと知られるようになったので、次は他ではなかなか味わえないアラブ(ドバイ)の料理を紹介します。

 基本、アラブは辛いスパイシーは求めないようです。

 スパイスは塩以外の香辛料も混ぜて味付けしていますが、辛くはないです。

 かといって何味かというと、説明するのは難しいです。

 クミンの味だったり、レモンの酸味もある場合もあるし、カルダモンの微かな甘みや苦みも感じたり、料理によっては不思議な味です。

 不思議ですけどうまいです。

 私が言うのもなんですが、アラブ料理は経験なかったので試作品食べたとき感動しました。

 ひき肉やジャガイモ、もしくは野菜です。

 ドバイのホテルで副料理長までやったシェフが作るので、まず問題ないと思います。

 まず、スパイスに関しては彼に任せておけばダメなものはありません。

 一度足をお運びあれ…。

 車でね。 

 

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ネパール人が免許を取るのはこんなに大変だ その3

 結局いろいろ聞いたところ、ルールが統一されていないことに気づく。
 でも取れるはずと言っていた人がいる以上何がダメなのかを確認するしかなかった。
 するとしばらくして県によってルールが違うことに気づく。
 外国人の免許の経歴の書類みたいなものをJAFで作ってもらい、それと必要だと言われたその他の書類や証明書(在留カード等)を提出すれば東京はクリアできそうだという人までは調べ上げた。
 じゃあようやくクリアできると思ってJAFにも行って証明書を取る。
 
 だがしかしまたここで壁にぶつかる。
 東京で免許をとれるのは東京に住んでいないとNG。
 えっ・・・彼、千葉県なんですけど・・・。

 またここでどうするか時間を使い考えることになる。
 
 結論、東京に引っ越そう!!。
 免許を取るためだけに。

 そして3か月後、お金を貯めて東京へ引っ越す決意をする。
 この間も壁にぶつかった。
 連帯保証人がいないと家を借りれらない。
 しかもネパール人は保証人NGときた。
 後で知るのだが、東北の大地震の時に無断で中国人が一斉帰国してしまいそこから外国人に対するハードルが上がってしまったらしい。
 じゃあ私がやるしかないじゃん、となるわけだが当時無職だった私も今度は資格NG。
 会社に所在確認の電話をするらしいですね。
 何なんだよ・・・。ホント。
 そんなわけで保証人探しだけで2か月も無駄に時間を費やすのでした。
 
 日本人のこの保証人制度、外国人からしたら意味が分からない制度です。
 お金も前払いで支払うし、敷金礼金も準備しているのに何がダメなんだ?と。
 身分的に苦しい立場に置かれた者に対しても冷たい制度ですね。
 
 そんな制度なくなってしまえ。
 いずれ私が貸す立場になったら保証人制度はなくします。不動産ないから貸せないけど。
 というか、空き家がこれからどんどん増えて外国人も増えるのにそんな上から目線では誰も借りなくなりますよ。借りる側がこれからは断然強くなるのに…。

ネパール人が免許を取るのはこんなに大変だ その2

 おそらく免許センターに行って何かしら聞いてくればすぐできるのではないかと思っていたのだが、そんな簡単な話ではなかった。

 

 そもそも都道府県ごとにルールが違うのである。管轄は公安委員会ということだが、警察が絡んでいる。

 例えば千葉県ならば免許更新センターは幕張に行くのがメジャー。

 だが、外国人の免許発行には条件があり、国によって取りやすい条件がある。

 免許が欲しかったネパール人はドバイの国際免許を持っていた。

 必要だと言われたドバイでの取得証明書をわざわざドバイから取り寄せたり、それまで使っていたネパールでの記録なども取り入れて準備した。

 ではどうか?

 結果はNG。

 残念ながら千葉県で取得するのは不可能であった。

 英米などのメジャーな先進国は可能のようであるが、ネパールはもとよりドバイもダメだったのは残念以外の何物でもない。

 確かに今までに例が少ないのかもしれないが、時間だけダラダラと過ごし正直たらい回しをさせられた印象だ。

 おそらく大丈夫だと思われた方法でNGを食らい、3か月以上過ぎてしまったが免許を取得できなかった。

 なんなんだ~!!

 ネットを調べたり知ってそうな人に聞く日々が始まる。

 

 

 

ネパール人が免許を取るのはこんなに大変だ その1

今週のお題「星に願いを」

ネパール人との出会いはカレー屋だった。

インド人が経営しているカレー屋さんでネパール人が働いているというのが2010~2016年頃までの主流。

私も出会ったのは2015年。

そしてよく話すことになるきっかけは

「免許はどうやったら取れるのか?」

と聞いてきたところからだった。

従業員のネパール人は日本語がそこそこできた。

あくまでお店で使う言葉を中心で難しい言葉はよくわからなかったようだが、なんとなく伝わる。

じゃあ調べてみよう。

そして、結論から言おう。

外国人が免許を取るのはとても大変だ。

この話から免許が取れるまで1年かかった。

しかもとても大変なことをした。

何をしたかと言うと免許を取るためにわざわざ引っ越したのだ。

とにかく日本のルールは日本人でさえ難しい。

ネパール人がわかるはずもない。

 

ちなみに彼はネパールでは運転免許を持っていて、大型トラックも運転できる。

大型バスで友達を運ぶこともできる。

ガタガタな道路をボロボロの中古車でも当たり前のように運転する。

実験的に一つ載せます。

あくまで実験。f:id:allzero7170:20180706101207j:plain

AARUSHI

食べログ AARUSHI

アールシーに貼り付け。